今話題の映画「JOKER」 3つの注目ポイント

わぎ

自由をモットーに生きる、駄目人間系の大人。 夢を叶えるのに歳は関係ないと証明する為に2018年4月より「ママチャリで東日本一周」を完遂、翌年4月よりARAYAのフェデラルに乗って「西日本一周」をしております。 Twitterは変態さん以外にはキツいかも

バットマン最強の敵役として名高いJOKERのスピンオフ作品である本作はその独特の作風から日本でも大変話題になり、なんとR15作品でありとある事情から字幕版しか存在しないながらも『5日間で興行収入5億円突破』という偉業を達成。

難解なシーンも多く2回、3回と繰り返し見るユーザーも多く実際見た自分も「もう1度見たい!!」と強く思ってしまうその作品には沢山のメッセージ性が含まれており、その魅力を今回のブログでは伝えていきたいと思います。

目次

予告とあらすじ

日本版公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/

 

なぜ、ひとりの孤独な男が悪のカリスマへと変貌したのか?

アカデミー賞スタッフ・キャストが挑む、衝撃サスペンス・エンターテイメント

コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しいアーサー。一人の"人間”が、なぜ、狂気溢れる"悪のカリスマ=ジョーカー”に変貌したのか?
本作で始めて語られるジョーカー誕生の理由。衝撃の真実とは?10月4日、世界は世紀の瞬間を目撃する。
絶対見逃せない1本『ジョーカー』。弱者に無関心な社会に見捨てられた男の内面を描くリアルな人間ドラマが、やがてヒース・レジャー、ジャック・ニコルソン、ジャレッド・レトといった歴代アカデミー賞俳優が演じた映画史上最も有名なヴィランの隠された物語に繋がっていく。
超実力派スタッフ・キャストが挑む完全オリジナル・ストーリー。
予想もつかない展開で見る物の心をつかんで離さない、衝撃作。

出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/

STORY

本当の悪は、人間の笑顔の中にある。

「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る孤独だが心優しいアーサー。
都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。
笑いある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜けだそうともがくアーサーはなぜ、狂気あふれる〈悪のカリスマ〉ジョーカーに変貌したのか?
切なくも衝撃の真実が明かされる!

出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/

個人的な小言

この文章を読んで魅力的に感じた人が多くいらっしゃると思いますが、映画を見た私からするとなんか薄っぺらい紹介っていうか「ほんと?」って思えてしまう箇所が数多く見受けられます。

ネタバレを含まない様に表現するにしてもなぁ……私ならこうしますね!

 

言葉なき弱者の象徴、道端のピエロが今〈悪のカリスマ〉JOKERになる。

「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を信じコメディアンへの夢を抱く、孤独だが心優しいアーサー
大恐慌で多くの人々の鬱憤が爆発しそうな町『ゴッサムシティ』の片隅でピエロメイクで様々な仕事をして自身はご飯も食べられず、母の介護の為に日々働いていた。
だが彼には1つ大きな問題があった……「突然笑い出してしまい、止まらなくなる」精神疾患が彼の人生をより孤独で寂しいものに変えてしまっていた。
そんな孤独な彼がなぜ狂気に満ちた〈悪のカリスマ〉ジョーカーに変貌してしまったのか?
今明かされる真実に君の心はどう波打つだろうか!?

 

……書いてみてあれだけど、そんな変わらん程度のスキルしかなかったわ。

JOKERの出演作見た方が良い?

今までの実写映画でJOKERが出演する作品は以下の通りになります。

  1. バットマン(1989年)
  2. バットマン ビギンズ(2005年)
  3. ダークナイト(2008年)
  4. ダークナイト ライジング(2012年)
  5. スーサイド・スクワッド(2016年)

 

全5作の実写映画にて出演しており、劇場でJOKERを見る前に全てを見るには少し体力が必要となりますね。

モデル作品としてヴィクトル・ユーゴ原作の『笑う男』(1928年)の俳優、コンラート・ファイトのスチール写真がジョーカーを創造するきっかけになったとも言われています。

実際の写真がこちら

そんな関連作品まで見られたならJOKERをもっと楽しめるのは間違いないですが、私はあえて全ての作品に目を通さずにバットマンシリーズも未視聴のまま映画館に赴きましたが滅茶苦茶楽しめました。

と言うのもあくまで「悪のカリスマJOKERが生まれるまでのストーリー」であり、バットマンが出てくる訳でもスーサイド・スクワッドのキャラクターが出てくる訳もなく「アーサーという一人の男の物語」に究極まで突き詰められていますので、この作品、単品でも間違いなく楽しめるでしょう!

これからバットマンシリーズや笑う男なども視聴したいと思っていますので、結局は……

JOKERがどう変わって活躍するかを楽しむ(今後の作品で)

JOKERというキャラクターがどう生まれたのか(これまでの作品を見てきて)

二つの違いは単純に楽しみ方の違いだと思いますので、バットマンシリーズ初見の方でも安心して映画館に足を運んで頂けたら十二分に楽しめると思いますよ!

字幕版しかない!? その理由

出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/news/?id=18

 

興行収入の際に記述させて頂きましたが、日本全国の映画館を見てもこの作品の『吹き替え版』は存在しません!

理由は明確に発表されていませんが憶測では「過激な言葉が多すぎる」や「日本の劇場用に翻訳すると作品の雰囲気が損なわれる」などが主な理由だと噂されています。

しかし今後ブルーレイになったり地上波での放送などがあった際には日本語翻訳が必要になる可能性が高く、もしかしたら数ヶ月後には吹き替え版も放映されるかもしれません!!

個人的な意見ですが……字幕でも120%で楽しめました。

所々で新聞の情報や壁の文字など字幕が付いていない物も多くて気になったシーンもありましたが、そこについては何度も見返したり英語力を身につけてなんとかしたいとも思えましたね。日本声優の技術は世界一だと思っておりますが、やはり演じた本人の声があの作品では――

『本人の声が絶対に必要』

そう感じてしまいます。そんなシーンについてはネタバレ編で紹介させて頂きます。

 

映画『JOKER』の3つの注目ポイント

映画を視聴された方も、まだ見ていない方にも見て欲しい注目のポイントを3つにまとめました。

JOKERの生まれた理由

バットマンシリーズに出演するジョーカーは最初「バットマンが宿命のライバルとして認めるまでまとわり続けるウザ可愛いキャラクター」として存在していましたが、作品によってコミカルになったり天才残忍犯罪者になったりと徐々にそのキャラクター像は変化していき、いつしか『アメコミ史上最強のヴィラン』にまで成長していきました。

その評価は恐らく能力的なものよりも「人気」だったり「各作品において最もヒーローが苦戦した敵」という意味合いも強いと思います。それほどまでに強い人気と能力があるキャラクター……能力?

実はこの作品の主人公であるジョーカーは電気を操れたり、重力を操作できたり、蜘蛛の能力を持っていたりと超人的能力は一切持っていないのです!!

主に彼は『頭脳明晰で残忍なサイコパス』という設定で、その戦闘方法は毒物や爆発物を使用した殺害などや刃物、銃などを使った誰でも出来そうな方法がほとんどであり、理由がある犯罪もあれば深い意味もなく無邪気な邪悪さをもって行われる事も多くあります。

そんなまさに『狂ったピエロ』がどうして生まれてしまったのか?

この作品では難解ながらもその答えが用意されているのではないでしょうか。

狂気の渦に貴方も巻き込まれる!?

『アメコミ史上最強のヴィラン』よまで言われるJOKER人気の最大の理由は『カリスマ性』です。

そして今作の映画で一つ言わせて貰えるなら「JOKER本人が作った自身の販促映画なのではないか!?」と思ってしまうほどに作品を通してキャラクターの魅力がこれでもかと言う程に詰まっています。

人間としてのJOKER

悪役としてのアーサー

その二つが絶妙なバランスで表現されており、徐々に作品の中に自身も引きずり込まれてしまい終盤には思わずJOKERを応援する立場になってしまう人も少なくないでしょう!

かくいう自分も応援する考えになってしまい映画を見終えエンドロールが流れた暗闇の中で

(ポップコーンの残りカスと飲み物をぶちまけて叫びたい!!)

という衝動に駆られてしまう程には狂気に染まってしまいました。流石に日本人として育ってしまった以上そんな事をする勇気もなかった訳ですがそれでも思わずそんな狂気的な行動に出てしまいたくなるほどに感情が昂ぶりました。

貴方は作品を見たあと、この狂気の渦に耐えられるでしょうか?

難解な結末!?

 

ネタバレを含む為、多くの事は語れませんがTwitterなどを見るとその難解さが伺い知れます。

また一部HPなどではその難解な結末に対して、様々な推測などがされており目を通すと「なるほど~」と思える推測も多かったりと考えるだけで楽しかったりします!

明確な答えがある作品が好みの方も多くいらっしゃると思いますが、こちらの作品はどちらかと言うと「楽しめる難解さ」ですので難しく考える必要はないですよ。その結末さえもどこかピエロの香りが鼻孔をくすぐるような感覚で、個人的には本当にJOKER企画の喜劇を見せられたような印象でそれさえも楽しめてしまいました。

いつかは明確な答えが欲しいなぁと思う気持ちとこのまま煙に巻き続けてくれ~という気持ちの葛藤です。

総評

映画の評価で言えば……。

★★★★★

満点の映画でした。

何度も鳥肌が立ち、いつの間にかJOKERに自己投影をしてしまっている部分もあったりと作品に対する没入感が異常な程に強く映画を見終えたあともまだ自分があの作品の中に取り残されているのではと錯覚してしまう程でした。

多くの評価を見ると「合う人、合わない人がいる」と言うものを多く拝見しましたが、個人的には「百聞は一見にしかず、一度見ておくべき!」と強く言える作品になっています。

悪とはなんだ?

正義とはなんだ?

生きづらい社会、生きる苦しみ、弱者の届かない声

ネガティブな要素は多くあります。ですがそれに対してある種の答えを提示してくれていたりもします。

 

この作品は多くの悪を悪とする存在に対してのアンチテーゼであり、悪とはなんとするかの答えかも知れない。

-雑記ブログ