どうする税金!? 旅をするなら絶対覚えておきたいお金の知識

わぎ

自由をモットーに生きる、駄目人間系の大人。 夢を叶えるのに歳は関係ないと証明する為に2018年4月より「ママチャリで東日本一周」を完遂、翌年4月よりARAYAのフェデラルに乗って「西日本一周」をしております。 Twitterは変態さん以外にはキツいかも

目次

税金について意識をした瞬間

旅を決意してバイトを掛け持ちして必死に働く中、ふっと疑問が湧き上がってきた。
「あれ……そういえば、旅中の税金ってどうしたら良いんだっけ?」

それまでは平均年収250万円前後だった自分の年間にかかっていた税金は、だいたい40万前後
旅の最中にも同じように支払いをしていたら、きっとめっちゃキツい生活になってしまう!?
焦った自分は仕事の合間で時間を作って税金について調べたので、その結果をご報告です!

そもそも税金って何があるの?

税金って普通に生活する中だと余り意識しないものですよね。
自分は正社員期間は比較的短くて、しかめっ面で税金と向き合う時間は割と長い方だったと思います。
では、基本的にかかる税金についてご説明。

  1. 住民税(都道府県民税+市町村民税)
  2. 公的健康保険(国保、社保)
  3. 国民年金

こちらの三つが生きていて良く見かける税金の三大巨塔だと思います!

住民税

住民税とは主に二つの税金が合わさったものの総称になります。

【都道府県民税】
各都道府県が徴収している税金

【市町村民税】
各市町村が徴収している税金

普通に生活をして支払う場合は二つを合わせて住民税として納めているので難しくはありません!
これは地方自治体が教育、福祉、防災、ゴミ処理等の行政サービスを行う為の資金確保であり、一定額以上の収入がある人で住民票を持っている人は支払う義務があります。

ここでの「一定額以上の収入」とはバイトなどで聞いた事があるかも知れませんが、扶養内というもので2019年現在は
【年収103万以下】の方などのことで、こちらの方は納税が控除されます。
ただこちらは各自治体や様々な状況により変化するので、扶養内を目指すのであれば年収100万円以内に納めるのが現状無難なラインだと言われています。

話は戻り、こちらの住民税ですが少しやっかいな所があります。
消費税や所得税などの聞き覚えのある身近な税金はその時の金額や収入に応じて支払い額が決定しますが、住民税に関しては前年の年収から計算して今年の住民税が決定されます。

つまり前年度の年収が稼ぎすぎていると翌年の住民税が高くなると言うことです!!

……旅人にとって最悪の情報じゃないですか!!!!

一部の地域では「均等割」と言うシステムもあるらしいです。(年収に関わりなく一定の額を納付する)

平均の支払い額と納付方法
前述した均等割については自分自身が経験をしたことがないのですが、調べてみると毎月「4000円前後」が多いらしいです!
そしてほとんどが行っている所得に応じた「所得割」の全貌ですが……。
所得の10%
これがオーソドックスな額になります。
つまり年収別に分けると
  1. 年収200万 年間=200000円 毎月=17000円
  2. 年収300万 年間=300000円 毎月=25000円

安くないですね……。

こちらの納税方法ですが、給与所得者のほとんどは職場の給与から天引きされていると思います。

そうでは無い方は郵送で届く忌々しい便箋に封印された支払い用紙を持って最寄りの市役所、金融機関に行き支払います。

 

住民税についてはなんとな~くわかっていただけたでしょうか?

住民税とは【都道府県民税】と【市町村民税】が合わさったもので、だいたいの地域では年収の10%の支払い額

公的健康保険

公的健康保険とは主に二つのものを指す言葉です。

・国民健康保険

・社会保険

こちらについては皆様もご存じの病院や歯医者さんなど至る所で求められるあのカードです!
あれがあると病院等でかかる費用の3割負担ですむ神のアイテム!!

こちらもしっかりと納税して使えるようになっております。
自分は病院系はすんごい嫌いなので、社会人になってからは片手で収まる程度しか使っていないカード……正直個人的に複雑な気分になる所です。

 

国民健康保険も年収から算出されており、住民税とだいたい同じ年収の10%となっております。

正確には

  1. 年収200万 年間=206480円
  2. 年収300万 年間=304080円

とちょっとだけこちらの方が多いです。

年齢が40歳を越えてくると追加で支払い分が増えると言うシステムが特徴的です。

 

住民税とは違ってほとんどの人はお金を払ってサービスを得られているという感覚があるので割と好かれています()

国民年金

正直に言えばこれはすんごい難しい税金です。

というか個人的に一切信頼していないものなので、こう、腹の奥底でねっとりとした感情が渦巻くくらい思う所があります。

だからと言って説明を省くわけにはいかない!

ですがかなりややこしい所でもあるので、かる~くいきます。

・働いている人は「厚生年金」というものに加入して支払っている場合が多い

・住民税と同じで一定額以上の収入がない人は控除対象

・国民は支払う義務があるが、支払わなくても良い ※哲学

・住民税や健康保険においてお得な部分がある

・定年退職後に年金が支払われる(納付金額等で変動する)

・支払いを滞っていても、あとで納付する事が可能

 

こんなもんですね~。

あくまで個人の見解ですが、絶対少なくなって帰ってくる定期預金にお金をぶち込んでいるような感覚で正直一番払いたくないし、語ると難しい話になったりするのでこんなもので抑えておきたい税金です。

全ての税金が一つの行動で解決する!

きっとタイトルを見て皆さん、もう魔法のように素晴らしい方法があると思った事でしょう。

ですがこちらには一つ大きな落とし穴があります。

それは「まとめて支払わなくても良くなる(サービスが受けられなくなる)」と言う問題です。

 

まずは、全てが解決する方法ですが……

住民票をぬく

そう、自分の住んでる場所を一旦存在ごと消し去ってしまうのです!

主に海外に長期滞在する方などが行う手続きで、こちらを市役所等で手続きする事によって【住民税】と【国民健康保険】の支払い義務が消失して、同時にサービスも受けられなくなってしまいます。

ここで忘れがちなのが国民年金ですが、こちらはまた別途で手続きが必要となります。

 

住民票をぬく場合、とても重要な情報があります

  • 健康保険が消失する
  • 12月までに手続きしないとその年の支払い義務は消えない
  • 住所が無くなるので、クレジットなど様々な登録が出来なくなる可能性が高い

当然と言えば当然の結果ですが、支払わない場合のデメリットがかなり大きいです。

特に健康保険が消滅すると旅の最中に怪我をした場合の病院の支払い額がすんごい事になります!

 

 

まとめ

三種の税金で年間かかる額は自分の場合は40万円以上

全てを捨てるか、全てを得るかの二択(国民年金は別)

住民票をぬくだけで二つの支払い義務は消えるが、デメリットも多い

 

結果的に自分は思い立った時期が既に1月だったので抜けても1年分の支払い義務が発生しているので抜けずに旅にでました!

当然デメリットも多いですが、年間40万円を全て医療費に充てると考えてみたら長期の旅の方は住民票を抜いてしまう方がお得な気がしますね。

 

以上、わぎの税金対策に対する知識でした。

様々なHPなどを拝見して情報に間違いが無いように致しましたが、情報の齟齬や間違いなどがありましたが教えて頂けたら幸いです。

 

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